筐体製作時のコストを低減させるための技術情報
溶接工法を変更することによるコストダウン
Before
液体を中に入れる筐体や板金ケースを組み立てる際、水漏れの防止を行うために通常は曲げ加工で立ち上げてからTIG溶接で接合を行い、更に内部にコーキング処理を施します。
After
水漏れの防止が必要となる筐体・板金ケースの製作においては、上記のようにTIG溶接ではなくスポット溶接を行い、更にシーラーまたはコーキング処理を施します。このような工法を採ることで、防水性能を維持しながら溶接コストの削減が実現できます。
筐体や板金ケースの製作において、TIG溶接よりもスポット溶接のほうが板金工数を考慮してもコストダウンを行うことができます。上記の場合、防水性能はTIG溶接採用時から落ちることなく約50%のコスト削減効果が実現できます。